私たちは、「感覚統合」を意識した療育を行っています。

「楽しそう!」を引き出す療育

子供の抱えている苦しさを受け止め、一つでも出来ることを増やしてゆきたい・・・。

 

ひかりでは、目標を保護者や学校と共有したうえで、子供一人ひとりのペースに合わせ、定食屋さんのメニューように効果の期待できる活動内容を多数用意し、「楽しそう!」という動機に基づいたお子さまの自発性を引き出したいと考えています。
また、学校休業日には、様々な角度から療育につながるプログラムを用意しています。
そして、全てのプログラムに共通している視点が、「感覚統合」です。

ひかりだより

「ひかりだより」は、毎月のプログラム内容をお知らせするものです。
「色々なことを体験させたい」・「光る個性を見つけて伸ばしてあげたい」・「高度な療育を遊びを通じて注ぎたい」…。
そんな職員たちの知恵と工夫と愛情が、毎回ギッシリ詰まっています。
毎月楽しみにしてくれているお子様も多いそんな「ひかりだより」。
実は、このプログラム一つ一つに綿密な支援計画案が作られていて、活動の様子は一人一人の個別支援計画に反映されて行きます。

 

放課後等デイ,発達障害,学童
放課後等デイ,発達障害,学童

「きらり活動」について

1.きらり活動とは

自閉症の作家、ダウン症の書道家、知的障害者のホテルフロントマンなど、知的・発達に障害を抱えた人たちの活躍が報道される機会が増えています。それでは、その人たちはどのような道をたどって今の道を歩んでいるのか。いつ、何処で、誰が、その人たちの優れた能力に気づいたのか、大変興味深いところです。
反面、そのような人たちは障害を抱える人たちの中でも一握りで、特別な存在なのではという想いがよぎるかも知れません。

しかし、保護者の方々・児童指導員をはじめとする周囲の接し方・感じ方・環境設定の仕方など条件しだいで、本来そのお子様の持っている能力が引き出せるかもしれないと、私たちは、日々放課後等デイサービスでお子様たちに接するなか、成長の手応えを感じています。
そうした療育活動の中、いわば「きらり」と光るものを発見して、大きな「ひかり」にすることができないだろうかという発想から、私たちの「きらり活動」が展開されました。

創作活動で発見した手先の器用さ、小室山の登り坂で見せてくれた優れた心肺機能、梅染体験ではセンスの良い色使いなど、この活動の中でいくつか「きらり」と輝くものが見えてきました。

私たちは、この活動を一層進化発展させ、お子様が個々に持つ能力を伸ばすことで自信を持つことができ、生きがいを感じ、更には就労に結ぶことが出来ればと考えています。
そんな「きらり活動」とは、一体どんな活動なのか、以下に具体的にお示し致します。

2.きらり活動の狙い

(1)個々に応じた療育内容となるよう心がけます。
(2)放課後等デイサービスならではの自由な発想で、「また、ひかりに行きたい!」と思わせる内容を心がけます。
(3)就労の出口を見据えた内容となるよう心がけます。

3.具体的な活動内容

(1)きらりT(単発完結型)
・原則として一日で終える創作活動全般・読み聞かせ・室内遊びなどの療育内容です。実施後、利用者本人の希望や、児童指導員などの判断から、継続して個別に対応する内容も可とします。

(2)きらりU(集中継続型)
・指導員個々の専門や趣味などを生かした内容で、より深く、意欲をもって継続的に行える内容を提供します。また、お子様の希望も考慮に入れるよう心がけます。

(3)きらりV(就労意識型)
・就労を意識し、関心・意欲・態度・技能を養う内容とします。なお、基本的には中高生を対象としますが、希望があり継続的にトライすることが出来れば、小学生の年齢層にも提供します。

4.ご参考

Izufun,ふんどし,就労支援,
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感覚統合チーム

ひかりでは、体育教員3名(運動)、音楽教員1名(聴覚)、色彩の専門家1名(色覚)、香りの専門家1名(嗅覚)により、感覚統合チームが形成されています。
感覚統合チームを率いるのは、ひかりの相談役兼スペシャルスタッフで、長く海上自衛隊で特殊部隊長や専門教官を務められ、TVや論壇でも活躍中の伊藤祐靖先生(体育教員)。

 

以下は、感覚統合チームのマネージャーでもある伊藤祐靖先生の想いです。
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「脳卒中などにより私たちが脳機能に障害を負い、リハビリ病院で行うことは、全て口を動かす、手を動かすなどの運動療法になっています。私が特殊部隊を創設したとき、オリンピック級の身体能力をもった人間を選りすぐりました。彼らは皆、元々天性の運動能力を備えていましたが、特殊部隊員として過酷な環境下においても任務を遂行出来るように要請するためには、それまで培った身体操作の癖を、全て一旦取り払い一から組み立て直す必要がありました。具体的には、正しく立つことから訓練をし直しました。子供たちが発達の何処かの段階で、脳機能の障害により本来積み重ねられるべき積み木を喪失してしまい、その結果発達が遅れている可能性があると仮定すると、自分がこれまで身体的エリートに注いできた知識や経験が、感覚統合という領域を勉強すればするほど、もしかすると子供たちに生かせるのではないかと思い始めました。5感を多面的に刺激するアプローチを継続的に注げば、感覚統合により出来ることが増えるかも知れません。」

 

現在、全てのプログラムに感覚統合の要素を織り込むべく作業が進んでいます。

脳機能の感覚統合アプローチとは?(ご参考1)

(以下、奈良リハビリテーション病院のHP「感覚統合療法(Sensory Integration)」より、抜粋致します)

 

自分の体を使ったり、道具を使ったり、人とコミュニケーションを取ったり…私たちは、無意識のうちに周りの環境とうまくかかわっています。

 

これは脳に入ってくるいろいろな感覚を、うまく整理したりまとめたりすること、つまり感覚統合がうまくいっているためです。

 

感覚統合が十分に成熟していないと情緒面、対人面、学習面、言語面など問題が起こってきます。以下に、いくつかの例を挙げます。

 

@ 落ち着きがない
(周りの刺激にすぐに反応してしまう。注意、集中ができない)

 

A 触覚、前庭感覚、視覚や音刺激に対して過敏である
(触られることを極端に嫌がる。ブランコなど大きく体が揺れたり、不安定になることを極端に怖がる。新しい場所が苦手。ドライヤー、泣き声など特定の音が嫌い)

 

B 感覚刺激に対して鈍さがある
( 頭を叩いたり、自分から強烈な刺激を求める。体の痛みに気づかない。声をかけても気がつかない)

 

C 動作の協調性の問題
(不器用、運動が苦手。ひも結びや箸の使い方など細かな運動が苦手)

 

D 言葉のおくれ
(言葉が出ない。目が合わない、振り向かない。自分が思っていることをうまく言えない。助詞の間違い)

 

E 対人関係
(友達と上手く遊べない。ルールの理解ができない)

 

F 自分の行動をうまくコントロールできない
(待てない、すぐに怒る。気分の切り替えができない、こだわりが強い)

 

G 自分に自信が持てない
(心理的問題、二次的問題)

 

感覚統合に問題があると、いろいろな活動に対して、失敗することが多くなります。

 

周りからは「怠けている」「甘えている」といった見方をされることも多くあります。

 

その結果、子供は自信がなくなり消極的になったり、逆に投げやりになったりすることもあります。

 

 

☆脳機能の感覚統合アプローチは、多くの特別支援教育で取り入れられており、遊びや運動等で刺激を与え、色々な感覚を正しく働かせることを通じて、日常生活へ適応させていこうとする療育方法です。

 

@ 子供たちが自分から求めている、楽しいと思える活動(やってみたい)を、
A 子供たち自身が自分から能動的に行い(やらされるのではなく)、
B うまくいったと実感できること(成功体験)

 

この3つがそろっている時、感覚統合機能が最も発達するというのが、基本的な考えです。

 

そのため活動の内容は、子供たちが自発的に選択した「楽しい」と思って頂きやすい内容を心がけています。

感覚統合アプローチの方向性(ご参考2)

放課後等デイ,就労支援,児童発達支援
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